「歌もうまい、絵も描ける、Live2Dまで自分で作る……これって一体どんな人なの?」
そう感じたのが、私が葉山翠(はやま みどり)さんを初めて知ったときの第一印象でした。
VTuber界隈には本当にたくさんの配信者さんがいますが、葉山翠さんはその中でも群を抜いて「個性的」な存在だと思います。
普通、VTuberというのは「中の人(声優やタレントさん)」と「モデルを作った絵師さん」が別々であることがほとんどです。
でも葉山翠さんは、キャラクターデザインも、イラストも、Live2Dのモデリングも、歌も、プロデュースも、全部自分ひとりでこなしてしまうんです。
これを業界用語で「セルフ受肉(じゅにく)」と言います。
「受肉」とは、バーチャルな存在がリアル世界に姿を持つこと、つまり自分のVTuberキャラクターを生み出すことを意味します。
VTuber活動を本格的に始めた2022年5月のデビューから今日に至るまで、着々とファンを増やし続けてきた彼女。
VCR GTAの企画「NEWTOWN」への参加をきっかけに、一気に知名度が爆発しました。
今回はそんな葉山翠について、前世・中の人・所属事務所・年齢・素顔・Live2Dモデルなど気になる情報を徹底調査していきます!
葉山翠の「本体」と絵師名義「ちまたのボス。」の関係性

公式が公表した「本体」はフリーイラストレーター!
VTuberについて調べていると「前世」という言葉をよく見かけます。
「前世」とは、今のVTuberキャラクターになる前に使っていた名義のこと、あるいは別のVTuberとして活動していた過去のことを指します。
葉山翠さんの前世を調べていくと、必ず出てくるのが「ちまたのボス。」という名義です。
これは葉山翠さん本人がXなどのSNSで公表している、フリーイラストレーターとしての活動名義です。
つまり「前世がちまたのボス。さん」というよりは、「葉山翠の本体が、ちまたのボス。というイラストレーターである」という表現が正確です。
実際に葉山翠さんの公式プロフィールには、こう書かれています。
「ちまたのボス。がイラスト / Live2D / 声 / プロデュースなどすべて完全監修の個人勢Vsinger葉山翠」
これは本人自ら公言している事実なので、ファンのみなさんには安心して受け取ってほしい情報です。
葉山翠さんのXアカウントも「@Boss_01xl」というIDになっており、「ボス」という文字が含まれています。
これも本人が「ちまたのボス。」であることを隠さずにいる姿勢の表れと言えるでしょう。
イラスト・Live2D・歌・プロデュースをこなす圧倒的マルチ才能
正直、初めてこれを知ったとき「え、全部ひとりでやってるの!?」と声が出てしまいました。
VTuberの世界では、モデルを作るだけでも相当な技術と時間が必要です。
Live2D(ライブツーディー)とは、イラストに関節や動きをつけて、表情や体の動きをリアルタイムで動かせるようにする技術のことです。
専門的なソフトを使いこなし、何百ものパラメータ(設定項目)を調整する必要があり、プロでも習得に何年もかかる世界です。
それを「4年間独学で頑張ってきた」と本人がクラウドファンディングのページで語っていました。
さらに歌唱力もプロ顔負けで、複数のオーディションで入賞歴もあります。
そして配信の企画も自分で考え、動画制作まで手掛けるというのだから、もはや「マルチエンターテイナー」という言葉がぴったりです。
特技の欄には「イラスト・Live2D・歌・朗読・水泳」と書かれており、趣味の幅も広いことが伺えます。
なぜ「配信者としての前世」はいないと言われるのか?
「ちまたのボス。」名義はあくまでイラストレーターとしての活動名であり、VTuberや配信者としての別名義ではありません。
ということは、葉山翠さんには「配信者としての前世」が存在しない、ということになります。
葉山翠としてのデビューが、本格的な配信活動の初スタートということです。
これはVTuber界では珍しいケースで、多くのVTuberは過去に別の名義で配信していた「前世」が存在します。
しかし葉山翠さんの場合は、「配信活動をするためにVTuberモデルを作った」というわけではありません。
「オーディションに参加するためにモデルを作ったら、そのままデビューすることになった」というユニークな経緯があります。
本人がデビューのきっかけについてこう語っています。
「色々あり急遽オーディションへ参加するためにVtuberモデルが必要になり、流れでそのままデビュー!」
まさに運命的なデビューですね。
葉山翠の所属事務所

株式会社RIOT MUSICのサポートプロジェクト「RIONECTION」に参加
葉山翠さんは基本的には「個人勢(こじんぜい)VTuber」として活動しています。
「個人勢」とは、にじさんじやホロライブのような大きな事務所に所属せず、自分一人で活動しているVTuberのことです。
ただ、現在は株式会社RIOT MUSICが運営するVTuberサポートプロジェクト「RIONECTION(ライオネクション)」に参加しています。
RIONECTIONとは、すでに活動しているVTuberに向けて、RIOT MUSICがそのノウハウを活かしてサポートを行うプロジェクトです。
YouTubeチャンネルや各種配信プラットフォーム、SNSと提携し、日々の活動をトータルでサポートしてくれる仕組みになっています。
事務所所属と個人勢の違い
RIONECTIONに参加しているからといって、「RIOT MUSICに所属した」というわけではありません。
公式FAQにも明記されています。
「RIONECTIONは、専属マネジメント契約とは異なり、ご利用手数料をお支払いいただき、マネジメントやサポートを受けられる形です。」
つまり、あくまで「バックアップを受けながら個人勢として活動する」というスタイルを維持しています。
これが葉山翠さんの活動の面白いところで、大手事務所のような制約を受けることなく自由な配信スタイルを保ちつつ、プロのサポートも受けられるという「いいとこどり」な環境と言えます。
アナリティクスの分析や収益管理などのサポートを受けながらも、活動方針は自分で決められる。
個人勢の自由さとプロのサポートを両立できる、現代型の活動スタイルが葉山翠さんにはマッチしているのではないかと感じます。
クリエイター系Vsingerとして歩む唯一無二のポジション
「Vsinger(Vシンガー)」とは、歌を主な活動の軸に据えたVTuberのことです。
葉山翠さんはその中でも、自分自身がクリエイターでもあるという点で、他のVsingerとは一線を画しています。
自分でキャラクターを生み出し、自分で歌い、自分でプロデュースします。
こんなVTuberは、なかなかいません。
だからこそ葉山翠さんの配信には、彼女独自のこだわりと個性が詰まっているんですよね。
私が初めてアーカイブを見たとき、「この人、ただのVTuberじゃない」とすぐに感じました。
歌の力強さと、配信中に見せるイラストや制作話のクリエイター目線のトーク、この組み合わせが本当に唯一無二なんです。
葉山翠の年齢や素顔

公式設定は「年齢設定なし」?
葉山翠さんの公式プロフィールを確認すると、年齢の欄は「設定なし」となっています。
VTuberの中には「永遠の〇〇歳」という設定を持つ人もいますが、葉山翠さんはあえて年齢を設定していません。
過去の活動歴を振り返ると、2022年のデビュー当時からすでに高い画力とLive2Dの技術を持っていたことがわかります。
本人のクラウドファンディングページには「4年間独学で頑張った」という記述がありました。
そこから逆算すると、2018年頃からイラストやLive2Dを学んでいた計算になります。
ビジュアルや雰囲気から、20代中盤あたりの方ではないかと考えられますが、あくまで推測の域を出ません。
年齢を特定しようとすることは、プライバシーの観点からも控えるべきでしょう。
本人が設定しないことで、年齢関係なく楽しめるコンテンツを目指しているのかもしれませんね。
本人のSNSや手元の露出から推測される中の人の素顔
葉山翠さん本人は、VTuberとしてもイラストレーターとしても顔出しはしていません。
ただ、「ちまたのボス。」名義のXアカウントでは、本人の雰囲気が伺えるような写真を過去に投稿していたこともあるようです。
複数の情報サイトによると、黒髪が似合うカメラ好きの方ではないかという噂があります。
ただし、これはあくまでネット上の噂レベルの情報であり、確証はありません。
はっきりとした顔バレ情報は現時点では公開されていませんし、私自身も本人が望まないプライバシーへの詮索はすべきでないと思っています。
応援するなら、あくまで葉山翠さんのコンテンツを楽しむ形で関わっていきたいですよね。
歌枠リレーやオーディションで見せた活動への熱意
葉山翠さんが「配信者としての前世はない」にもかかわらず、デビュー直後から驚くべきスピードで成長してきた背景には、圧倒的な活動への熱意があります。
デビュー翌月からオーディションに参加し、予選で上位入賞を果たしてきました。
2022年5月〜6月の某新人Vsinger楽曲提供&モデル制作オーディションでは、予選4位を記録しました。
審査員賞を獲得してセミファイナルへ進出するという快挙を成し遂げました。
さらに2022年9月のニコニコ超パーティーADでも予選最終9位という結果を出しています。
2023年1月には某大手配信プラットフォーム主催のステージ出演権オーディションで、予選・最終審査ともに7位という成績を残しました。
これだけのオーディション参加歴を見ると、歌唱力と配信スキルに対して本人がいかに本気であるかが伝わってきます。
SHOWROOMでのファンからも「なんでもできる葉山プロ」「歌はもちろん、トーク・企画力・エンターテインメント、全てが良い意味で規格外!」という声が寄せられています。
葉山翠の担当絵師(ママ)

自作モデルは4代目以上に突入!こだわり抜かれたLive2D技術
VTuber界では、キャラクターを描いた絵師のことを「ママ」と呼ぶ文化があります。
では、葉山翠さんのママは誰なのか?
答えは「ちまたのボス。」、つまり葉山翠さん自身です。
これが完全セルフ受肉の真骨頂です。
2022年のデビュー時から現在に至るまで、複数回のモデルリニューアルを繰り返してきました。
クラウドファンディングのページによると、歴代モデルは4代目まで作られており、最新の4代目モデルでは「真横がきれいに向けるように挑戦した」と本人が語っています。
Live2Dで「真横を向く動作」がいかに難しいか、少しでもこの技術を知っている方ならわかるはずです。
通常のモデルは正面や斜めの動きが中心で、真横を向かせようとすると顔の輪郭線が不自然になりがちです。
それを美しく実現しようとする葉山翠さんの技術へのこだわりは、本当に圧倒的です。
複数モデルを使い分ける高いセルフプロデュース能力
葉山翠さんが使用しているモデルは一種類だけではありません。
YouTube配信の説明欄には、現在使用しているモデルの一覧がこのように記されています。
- ⓪ 葉山翠(デフォルト):クール・夏・朝・朝露のイメージ。一番スタンダードなモデル。
- ① 桃山さん(2Pカラー):ピンク色のカラーリング。
- ② ぽよぽよはやま:ゆるかわいいネタモデル。
- ③ 概念山葉山:コンセプチュアルなモデル。
- ④ ハヤマ:ストリート系のモデル。
これらのモデルをすべて自分で作っているのですから、驚かずにはいられません。
配信の内容や雰囲気に合わせてモデルを使い分けるというセルフプロデュース能力は、まさにクリエイターとしての目線を持つ葉山翠さんならではです。
「今日はどんな葉山さんに出会えるかな」という配信説明文のコピーが、その多彩さをよく表しています。
AIイラスト禁止の背景にあるイラストレーターとしての矜持
葉山翠さんのプロフィールには「AIイラスト禁止」という記載があります。
ファンアートへのルールとして、AIを使って生成したイラストの投稿は禁止されているのです。
これはイラストレーターとして長年手を動かし続けてきた葉山翠さんの、強い意志と信念の表れだと私は感じます。
近年、AIが生成する画像の精度が上がり、誰でも簡単にイラストを作れる時代になりつつあります。
一方で、AIイラストの台頭はイラストレーターの仕事や表現の価値を脅かすという問題もはらんでいます。
自分自身がイラストレーターであり、何年もかけて技術を磨いてきた葉山翠さんだからこそ、この禁止ルールには深い意味があります。
ファンへのメッセージとして、「絵は人間が心を込めて描くもの」という姿勢を貫いているのではないでしょうか。
これを知ってから、葉山翠さんのことがさらに好きになりました。
葉山翠の爆発的人気と今後の活動

「NEWTOWN」での赤髪のとも等との掛け合いが最高すぎると話題に
2026年2月、葉山翠さんはVCR GTA「NEWTOWN」に参加しました。
VCR GTAとは、複数のVTuberや配信者が同じGTA(グランド・セフト・オート)のサーバーに集まり、それぞれがキャラクターを演じながら交流する企画のことです。
この企画に参加する前、葉山翠さんのYouTubeチャンネル登録者数は約1万人台でした。
それがNEWTOWNへの参加後、わずか短期間で約48,300人(2026年3月時点)まで急増したのです。
これはまさに爆発的な成長です。
特に注目を集めたのは、赤髪のともさんとの掛け合いです。
強めの言葉を使ったプロレス風のやり取りが、赤髪のともさんの優しい声質と絶妙にマッチして、最高のエンターテインメントになっていると多くの視聴者が絶賛しました。
「初日にともさんと出会えたのが強運すぎた」という声もあり、タイミングの良さも重なっての大ブレイクだったようです。
歌唱力に定評あり!オーディションでプロが絶賛した実力
葉山翠さんの配信の核心にあるのが、圧倒的な歌唱力です。
「パワフルな歌声」という言葉がよく使われますが、実際に歌枠のアーカイブを聴くと、その表現力と声量に驚かされます。
前述の通り、複数のオーディションで上位入賞を果たしてきた実績は、実力を数字で証明しています。
ファンからは「なんでもできる葉山プロ」という愛称まで生まれており、歌だけでなくトークや企画力も含めた総合力が高く評価されています。
SHOWROOMでの配信でも、熱心なファンたちが「規格外の才能」と絶賛するコメントを多数残しています。
私も歌枠のアーカイブをいくつか見ましたが、曲の解釈の仕方や声の使い方に独自のスタイルがあって、聴いていてとても引き込まれました。
男性曲を歌う歌枠や、感情を全開にしたバラード枠など、配信ごとに様々な顔を見せてくれるのも魅力のひとつです。
ファン愛称「やまびこさん」と温かいコミュニティの絆
葉山翠さんのファンの愛称は「やまびこさん⛰」です。
「葉山(はやま)」の「山」からやまびこを連想した、自然で温かみのあるネーミングですよね。
推しマークは「✨(朝露)」で、爽やかな朝のイメージが葉山翠さんのキャラクターにぴったり合っています。
ファンアートのタグは「#よりどり翠」で、たくさんのファンアートが日々投稿されています。
切り抜き動画のタグは「#葉山伐採」という面白いネーミングで、「葉山」を「伐採(木を切る)」するという言葉遊びが笑えます。
コミュニティ全体に葉山翠さんのユーモアのセンスが染み渡っているようで、ファンの皆さんとの関係性がとても良好であることが伝わってきます。
NEWTOWNへの参加後、新しいやまびこさんが続々と増え、コミュニティがさらに活発になっています。
騒音トラブルによる活動停止の危機をクラウドファンディングで乗り越えたエピソードも、ファンの心を強く動かしたのではないでしょうか。
苦難を隠さず、支援をお願いするその誠実さに、多くの人が心動かされ応援したのだと思います。
まとめ
今回は、クリエイター系Vsinger・葉山翠さんについて徹底調査してきました。
葉山翠さんの何がすごいって、全部ひとりで作り上げてきたところだと思います。
絵師を雇うお金もないから自分で描きました。
Live2Dを動かすエンジニアがいないから自分で学びました。
騒音トラブルで活動を止めざるを得なくなっても、クラウドファンディングで立ち向かいました。
そのひとつひとつのエピソードが、葉山翠というキャラクターと中の人への信頼と共感を生んでいるのだと思います。
これからもVCR GTAやコラボ配信など、さらなる飛躍が期待できると思います。
ぜひ一度、歌枠のアーカイブを聴いてみてください。
きっとあなたも「やまびこさん」になってしまうはずです。